こういった悩みや疑問にお答えします。
3月中旬から4月初旬は引越し業界の繁忙期のため、値引きが最も難しい時期です。
平時よりも2倍以上の金額になることもありますが、急遽転勤が決まった場合には時間をかけて引越し業者を選ぶことができずに訪問見積もりをしてくれた業者の提示額で泣く泣く依頼することもあります。
本記事は繁忙期の引越し見積金額を10万円近くの値引きとオプションを勝ち取った交渉方法を具体的に解説しますので、最後までお読みいただくと、通常時でも繁忙期でも値引き交渉の方法が分かるようになります。
一括見積もりと相場
一括見積りのサイトでは家族構成や運搬する家具や段ボール箱数を入力すると引越金額の相場が出ますので活用するメリットは大きいです。
繁忙期は金額が高騰しますので、その点も考慮した予算組みが必要になります。
訪問査定は少なと3社から
大手の業者2社と中小の業者1社の訪問査定の中で相見積もりを取って比較しましょう。
気をつけたいのはその日に決めないことです。
1ヶ月以上の日程的な余裕ある場合は必ず複数業者と比較を行い、最安値の業者に依頼しましょう。
訪問見積り1社目が本命の場合の値引き交渉方法
訪問見積り訪問見積1社目が本命の引越し業者で1社で決めたいときの値引き交渉方法を紹介します。
訪問見積り1社目であること、次に別の業者さんの訪問見積りの予定(架空でも可)があること、予算オーバーであることを伝えます。
このように伝えると訪問査定時に契約を取らなければ、再度訪問しなければならず、荷作り用の梱包材の引渡しも含めて再訪の数だけ手間になります。
そうすると業者は
- 「うちで決めていただけるなら◯万円値引きします」
- 「◯万円までなら頑張れます」
などと返答することが多いです。
ここで納得のいく金額であれば、そのまま契約しても良いです。
仮に予算を尋ねられたら、本当の予算額より約2万円程低い金額を伝えます。
低めの金額を伝えて、交渉次第で譲歩する姿勢を見せる方法も有効です。
訪問見積り2社目の値引き交渉
このときの注意点は、2社目以降には1社目の見積書は見せないことです。
営業マンは必ず他社の見積もり額を尋ねてきます。
見積金額が出て1社目より高い金額のときは、1社目の見積書を見せる又は伝えます。
そして、安くしてくれる場合には本日決める旨を伝えます。
仮に予算に届かない場合には改めて検討したい旨を伝えて、3社目の見積りを後に返事をすることを約束して保留しましょう。
訪問見積り3社目の値引き交渉
3社目の業者による訪問査定時には、既に2社からの訪問査定を受けて、最後の査定であることを伝えます。
不用品回収・処分の交渉
意外と見落としがちなのは細々とした不用品をどのように処分するかということです。
引越し時には日常生活では気が付かない不用品が山の様に出てきますし、これらを分類して処分する手間もできれば省きたいところです。
このときは業者に不用品処分「段ボール10箱分を1万円でお願い。」というように交渉することも可能です。
さらに上記の値引き交渉の材料に利用することで実質無料で依頼できます。
私は値引きがこれ以上できないときのオプションに付けてくれないかと交渉します。
なお、サカイ引越センターやアート引越しセンターなど大手の業者は不用品処分を取り扱わない会社も多いです。
中小の業者に依頼するときは検討してみてはいかがでしょうか。
最後に
訪問見積りををした業者1社目は22万円の見積額でしたが、結果的に30分ほどの交渉で、結果的に12万円(不用品処分、エアコン取り外し)で契約することができました。
シーズンでなければ、10万円以下まで値引きしたかったのですが、訪問見積りを断られた業者も数社あるほどの繁忙期だったので、1社目で決めたかったのです。
したがって、上記のような交渉方法を用いることにしました。
ただ、営業の方も人間ですから、色々と要望は伝えたり無理を言ったりしても、丁寧な対応を心掛けて良い印象を与えることが大切だと思います。