コーチングの技術「感謝と承認でデキる部下を育てる」方法

行動を数値化して褒める

飽くまで褒めるのは「行動」です。部下の行動の数を具体的に評価します。

部下の仕事に対して意欲的な姿勢や積極性を褒めることも信頼関係を築く上では大切です。

しかし、意欲的や積極的は、見る側の主観によるものであり、個人差が生じてしまいます。

 

それよりも顧客を訪問する数を報告させるなど、行動を数値化して「見える化」することで計測が可能になり、「〇件訪問したんだね、頑張ったね」と行動を褒めることができます。

 

コーチングの技術・褒める

褒められることが成功体験になる

努力によって得た成果(成功体験)が達成感と自己効力感を引き出して、さらに次の努力へと向かわせる「成功のスパイラル」に向かいます。早い段階で確実にこなせる課題を与えてクリアし、成功体験を積ませることが重要で、課題をクリアしたときには明確に・具体的に・直ぐに褒めます。

上司・リーダーから褒められた経験が「成功体験」となって部下を次の努力へと向かわせます。

リーダーにとっては、大切なこと、それは、まず部下をよく観察すること。そして、その人特有の強みや特徴を把握し、そのことを事実として伝えることです。
このような承認・認知は、お互いの信頼構築に繋がり、相手のやる気や自発性を強く促すエネルギー源となります。