人事評価に対する不満~同期の出世

会社組織に身を置き30代、40代ともなってくると、これまで愚痴をこぼしながらも切磋琢磨していた同期が出世していくも、自分には声が掛からず、もっと評価されていいはずなのに・・・と自分では思いどおりにいかない人事評価にモヤモヤすることがあります。

評価に対する幻想

本来、評価は公平性・透明性・納得性が備わっていなければ、社員からの不満が募り、会社上層への信頼感の低下や士気の低下にも繋がりかねません。しかし、評価に対する不満が生まれる理由に被評価者である社員が幻想を抱いているからです。「幻想」、つまり、評価や昇進は、職員の能力と成績が完全に連動していて公平・平等に決められるものという幻想です。

能力と評価は必ずしもリンクしない

しかし、残念なことに評価は個人の能力や仕事の成果や成績が公明正大に反映されるかといえば、そうはなっていないのが現実です。というのも、評価は個人の能力ではなく、会社組織全体の視点から総合的に決められるからです。つまり、業績のいい部署の社員に高評価が付きやすい傾向にあり、社運を賭けた事業の立ち上げに奮闘している社員よりも、顧客相手に定期的に売り上げを伸ばしている社員の方が良い評価を得るということもあり得えます。

絶対にやってはいけないこと

  1. 上司の評価がおかしい、自分の取り組みや成果が反映されていないと盾突く 
  2. 腐った態度を取り、「どうせ・・・」と手を抜く 
  3. 周囲に愚痴をまき散らし、出世した同期の悪評を立てる。

マインドリセットの方法

腐って損をするのは自分です。実は将来に備える種まきの好機を迎えているのです。この時期に自己投資をどれだけできるかで、3年後、5年後、10年後に大きく組織の中でステップアップできるはずです。

今与えられた持ち場で、自分に求められていることを見つめ直して、しっかりと成果を出す。そして、プライベートでは、自分にプラスになるようなビジネス書を10冊~20冊以上読む。一生の武器になるような資格取得に励む(司法書士・行政書士・宅建・社労士・ファイナンシャルプランナー)、給与以外の収入を得られるような技術を身に付ける(インターネットアフィリエイト、投資)ことです。