つみたてNISAのデメリット・注意点を知る

つみたてNISAのメリットについては前回の記事でご紹介しました。今回は注意点についてを理解して一歩を踏み出しましょう。

元本保証はされな

投資信託やETFは、定期預金や保険などの「元本保証・確保型商品」ではなく、元本が変動する商品です。運用次第では元本割れする可能性があるということです。金融庁が厳選しているとはいえ、元本が確保されることや利益が出ることを保証しているわけではありません。

損益通算ができな

つみたてNISA口座では損益通算ができません。例えば、証券口座でプラス50万円、つみたてNISA口座でマイナス10万円だった場合、50万円がそのまま課税対象になります。つみたてNISA口座を含む複数の口座で並行して投資を行いたい方にとっては、デメリットといえます。

他の口座から移し替えられな

他に証券口座にある資産を移し替えることはできません。また、一般NISAから、つみたてNISA、つみたてNISAから一般NISAの移し替えもできません。つみたてNISA口座の金融機関を変更する場合は、変更前のつみたてNISA口座から変更後のつみたてNISA口座への振り替えもできません。新たな買い付けは金融機関に変更後のつみたてNISA口座のみで始めることになります。変更前の口座で最長20年間運用することができます。

買い増し・スポット購入ができない

つみたてNISAは「定期的に継続して」買付けをしないといけないと定められています。つまり、基準価額が下落したときを狙ってスポット購入することはできません。

まとめ

これまで投資経験がある人には、現行のNISAと「つみたてNISA」のどちらを使うか悩むところです。夫婦の場合には使い分けをして優遇枠を有効に活用する方法もあります

投資がはじめての人でコツコツとリスクを分散させながら資産形成を図りたい場合には迷わず、つみたてNISAを開始することをお勧めします。

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