ヒルクライムDJ KATSU保釈に学ぶ刑事裁判の流れ

大麻所持で逮捕されたヒルクライムのDJKATSUが保釈されました。

大麻所持で逮捕・起訴されていたHIP HOPユニット・ヒルクライムのメンバーが、27日に保釈された。
「DJ KATSU」こと斎藤桂広被告(38)は「ご迷惑おかけして、申し訳ありませんでした」と謝罪した。
ヒルクライムの「DJ KATSU」こと斎藤桂広被告は12月1日、自宅などで、大麻をあわせておよそ8グラム所持していたとして逮捕され、12月22日、大麻取締法違反の罪で起訴されていた。
斎藤被告は「プレッシャーがあったので使用した」と容疑を認めているという。【引用:ホウドウキョク】

DJ KATSUが逮捕され、保釈されるまでの刑事裁判の流れをみていきましょう。

逮捕とは

捜査機関から身柄拘束を受けます。逮捕されてから最大で48時間以内に検察庁に送致されるかどうかが決まります。逮捕には、現行犯逮捕・通常逮捕・緊急逮捕の3種類があります。それぞれ刑事訴訟法で要件が定まっています。

勾留とは

警察から身柄送致を受けた検察官は24時間以内に引き続いて被疑者の身柄を拘束して取り調べることを裁判所に請求し、認められた場合は最大20日間身柄を拘束されます。その間に、検察官は起訴するか、不起訴(起訴猶予)にするかを決めます。

起訴(公判請求)とは

起訴とは、検察官が裁判所に正式な刑事裁判を求める手続きのこと。起訴されると被疑者は「被告人」という立場に変わり裁判所で刑事裁判を受けることになります。刑事裁判を受けるということは、裁判所が被告人が有罪か無罪かを判断し、有罪とした場合には、刑務所に服役させる判断を行います。

保釈とは

保釈とは、保釈金を担保として裁判所に差し出すことで身柄拘束が解かれる制度です。被告人や弁護人から裁判所に対して保釈を請求した場合、裁判官は保釈を認めるか、請求を却下するかの判断を行います。裁判官が保釈を認めるときは担保となる保釈金額を決めます。その後、裁判所が決めた保証金を現金もしくは保証書を裁判所に差し出すことで身柄が解かれます。

保釈金は戻ってこない?

この保釈金ですが、刑事裁判が全て終わった後に提出者に還付されます。ただし、保釈を許可されたときに決められた約束を破った場合(逃亡したとき、証拠隠滅をしたときなど)は、没収されます。

判決

裁判官は、検察官が請求した証拠や弁護人が請求した証拠を精査して、有罪か無罪か、有罪であるならばどのような刑にするを決めて判決として言い渡します。

「被告人を懲役1年に処する」というものです。ただし、必ずしも刑務所に服役するわけではありません。というのも初犯(前科がない)の場合は執行猶予が付く可能性があります。

執行猶予とは

「この裁判が確定した日から3年間その刑の執行を猶予する。」

執行猶予が付いた判決が言い渡された場合は、裁判で言い渡された執行猶予の期間内に被告人が再び罪を犯したりすると,執行猶予が取り消され,決められたとおりの刑を執行されることになります。執行猶予に付された人が再び罪を犯したりすることなく,その猶予の期間を無事に過ごしたときは,刑の言渡しそのものが効力を失い,刑の執行を受けることがなくなります。上の例でいうと、3年間犯罪を犯すことなく無事に過ごせば、刑務所に服役することはなくなります。執行猶予は,前科がない者などについて,3年以下の懲役・禁錮又は50万円以下の罰金を言い渡すときに付けることができます。

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